最低時給に注意!!
アルバイトを雇用する際、時給を決めますね。
雇用する側からすると安いほうがいいわけですが、能力、経験、やる気などとは別に「最低時給」というのがあります。
各都道府県別に毎年10月に改定されているんです。(ここのところ毎年値上がりしているが経済状況によっては毎年値上がりと決まっているわけではない)
◆都道府県別最低時給(2019年)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
東京都は2019年10月から 1,013円 とついに1,000円を突破しました。
青森、岩手、山形、秋田が790円だから地方は最低時給が安いわけです。
じゃあ、地方でビジネスやれば人件費が安く済むわけですな。
次に、東京都の最低時給推移をみてみると
2012年 850円
2013年 869円
2014年 888円
2015年 907円
2016年 932円
2017年 958円
2018年 985円
2019年 1,013円
といった感じ。
時給が数十円上がっても大したことない・・・と思ったら大間違い!!
うちの会社では常時アルバイトが30名くらい必要なので、例えば1日8名が8時間働くととしてこれを1ヶ月で計算すると1,920時間。
時給が10円上がると、1ヶ月で19,200円人件費アップとなるわけです。
2018年の985円から2019年の1,013円のアップで28円最低時給が上がったわけですから、8時間×8名×30日×28円=53,760円・・・月に5万円以上の人件費アップ。年間64万円以上です。
もっとさかのぼると、2014年の888円から計算して125円も上がっているわけなので、
8名×8時間×30日×125円=240,000円・・・5年間で月に24万円も人件費がアップしています!! 年間なんと288万円!!
ということで、「最低時給」恐ろしや~。