コロナ関連、助成金、給付金は何日後に振り込まれたか
皆さん、お疲れ様です。
コロナ騒動で経営大変だと思います。また、起業を考えている方はイレギュラーなことが多くてお察しいたします。
さて、コロナ関連の給付金、助成金について申請から着金までどのくらいなのかがわからないと資金繰りがたいへんですよね。
参考までですが、弊社の状況を記しておきます。(2020.7.6現在)
①持続化給付金(200万円)
申請5/7 ⇒ 書類不備再申請5/21 ⇒ 着金6/1 ■所要期間25日
*不備がなければ12日程度?
②東京都感染予防協力金<第1回>(50万円)
申請4/28 ⇒ 着金6/5 ■所要期間1ヶ月8日
③雇用調整助成金<4月分>(約100万円)
申請5/22 ⇒ 未入金(7/6現在) ■1ヶ月15日経過
④雇用調整助成金<5月分>(約100万円)
申請6/10 ⇒ 未入金(7/6現在) ■26日経過
⑤東京都感染予防協力金<第2回>(50万円)
申請6/24 ⇒ 未入金(7/6現在) ■12日経過
⑥家賃支援給付金
未申請(受付開始していない) ★7月中に受付開始?
と、まあなかなか厳しい状況です。
家賃を払う必要のある店舗経営の方はほんとに死活問題ですよね。
【7/30 追記】
④雇用調整助成金<5月分>(約100万円)
申請6/10 ⇒ 一部入金7/16(約50万円) ■所要期間1ヶ月6日
*正規雇用者分のみ先に入金。
*そんなことよりも先に申請した4月分がまだ入金されていない!!
申請却下の連絡があったわけでもない。謎
⑤東京都感染予防協力金<第2回>(50万円)
申請6/24 ⇒ 着金7/14 ■所要期間20日
⑥家賃支援給付金
7/14申請受付開始 *7/28申請済み
【8/27 追記】
④雇用調整助成金<5月分>(約100万円)
申請6/10 ⇒ 残り入金8/21(約60万円) ■所要期間2ヶ月10日
*正規雇用者分のみ先に入金していたが、アルバイト分
(緊急雇用安定助成金)が遅れて着金。
【9/10 追記】
④雇用調整助成金<4月分>(約100万円)
申請5/22 ⇒ 着金9/7 社員分 ■所要期間3ヶ月15日
着金9/9 アルバイト分(緊急雇用安定助成金)
■所要期間3ヶ月17日
⑥家賃支援給付金
申請7/28 ⇒ 着金9/7 ■所要期間1ヶ月10日
■これで、やっとすべて入金完了しました。
それにしても、雇用調整助成金の4月分は忘れられていたとしか思えない。
5月分が先に入金という事態に、電話もつながらないし。
個人店だったら本当に死活問題ですね。
【10/14 追記】
政府の「家賃支援給付金」とは別に、東京都からも「家賃支援給付金」が発表されたので申請しました。
⑦東京都 家賃支援給付金 <18,000円程度>
申請9/26 ⇒ 着金10/13 ■所要期間17日
こちらは国の「家賃支援給付金」の申請が受理された対象者だけなので、書類もありますし申請は楽でした。約半月で入金と事務処理も早かったですね。
国の「家賃支援給付金」振込のお知らせハガキに記載がある「申請番号」が必要です。
起業・・・何をやったらいいかわからない
起業したいけれど何をやったらいいか分からない・・・・
ここで言う「何を」とは、事業内容のことですよね?
「ブロガー」「ラーメン屋」「ネット通販」「Youtuber」とかね。
さて、こういう「事業」が悪いわけではありませんが、既にありますよね?
先行者がいるってことです。
参入する人が多いとその「事業」は目立ちますが、競争が激しいいわゆるレッドオーシャンです。
今からラーメン屋を始めて大勝軒みたいになるのは大変だし、今からYoutuberになってもヒカキンみたいにはなれないでしょうね。
(ラーメン、Youtube詳しくないのでごめんなさい)
某テレビ局の(J-COMだったかな?)番組で地元の小学校に訪問して小学生に1人づつ将来の夢を言わせる、というのがあるのですが、、、、
■男の子 ⇒ サッカー選手 ⇒ (理由)サッカーが好きだから
■女の子 ⇒ ケーキ屋さん ⇒ (理由)美味しいケーキを食べてほしい
どの子もこればっかりです。笑
サッカー選手は男子の7割くらい、ケーキ屋さんは女子の4割はいるかな。
これ、子供たちの視野の狭さと世間知らずを象徴していますよね。
小学生でこれだから、中学、高校、大学と進んでいくともっと酷いことになります。
大学生の就活に関わる仕事をしていたことがあるのですが、大学の就活生がほんと視野が狭くてびっくりしましたね。要するに「洗脳」されています。
さて、どんな事業をやったらいいか?ですが、小学生に対してならこう言います。
「サッカー選手とケーキ屋さん以外」笑
分かりますよね? 今あなたが見えているのがサッカー選手でありケーキ屋さんなんです。例えば私が子供のころなら「Jリーグ」ないのでサッカー選手という職業はありませんでしたし、ケーキは「不二家」くらいしかなかったのでケーキ屋さんになるという考えはなかったですね。
思い浮かぶ「事業」はあなたがいま見えているものに過ぎず「すでにあるもの」です。
そこで成功するのは極めて困難。
サッカー選手になりたい小学生のうち将来「Jリーガー」になるのは何%でしょうか?
「クリケット」や「ガバディー」なら、頑張れば20歳くらいで日本代表に入ってワールドカップに出られますよ。
どんな事業をやったらいいかわからない・・・回答に近いことを言いますが、「まだないもの」「珍しいもの」「誰も知らないもの」「考えもしないもの」「できそうにないもの」ですね。いわゆるブルーオーシャンです。
いやいや、そこはマーッケット(市場)がないでしょ? と思いますか。
あなた一人がやっていくなら毎月80万円もあれば充分じゃないですか?
社員スタッフ3人くらいなら毎月200万もあれば出来ませんか?
最初はこのくらいで大丈夫ですよ、最初はね。
その先はあなた次第です。
私の会社はあるスポーツというかレジャーというか・・・の施設を運営していて、そこの選手、インストラクターを抱えています。儲からないのでこの分野に進出する企業は恐らくないと思いますが、これでもスタッフ約40名が働いていて毎月回っています。
もちろんまだスタートアップといっていいステータスなので、これを基盤に新しいこともやっていきます。
何の事業をやったらいいかわからない・・・
誰もやらない事をやればいいんですよ。
少数精鋭がベスト? ちょい組織論。
「少数精鋭」ってよく言いますよね。
規模や業態によりますが、ワンマン独裁体制の方がスタートアップ(起業時)には適していると思いますね。
少数精鋭は能力の高い「個」の集まりというイメージなので、組織というよりはプロジェクトチームといったあり様です。
「組織」である場合は、意思決定の早い独裁の方が効率的です。
なので、ベンチャー企業で「天才技術者」と「天才経営者」のコンビってよくありますけれど大体どちらかが離脱しますよね。笑
ザックリですが、企業の成長過程で考えると
①スタートアップ ⇒ 独裁制
⇒ スタッフは有能というよりは指示実行型
②フェーズ2 ⇒ 独裁&参謀制
⇒ スタッフは同じく指示実行型
③フェーズ3 ⇒ 独裁&四天王幹部型
⇒各部門でそこそこ有能なスタッフ
④フェーズ4 ⇒ 経営トップ、株主の考え方次第
⇒自然に有能な人材が集まる
てな感じなんじゃないでしょうか。
いずれにしても、スタートアップ時には「少数精鋭」は実は良くなかったりしてね。
ですから、フェーズ2くらいまでは「優秀な社員がいない」「優秀な社員を雇う金がない」のが当たり前です。そこは悩まなくていいんです。
わたしも何社かベンチャー企業のスタートアップ期からフェーズ2くらいのタイミングで働いたことがありますが、強烈なリーダーシップの独裁社長でないとなかなか経営は難しいです。
この体制の欠点は100%トップの能力に依存していることなので、成長は早いですが失敗も起きやすいです、、、乗っ取られるとか、ね。
「起業」は登記ではなく「事業」を始めること
「起業したい」という人は「会社登記」のことを言っているのでしょうか? おそらく違いますよね、「事業」をやりたいから「会社登記」をしたい、というニュアンスなんだろうと思います。
じゃあ、「事業」は何をやります?
「結婚したい」と「起業したい」は似ています。
「結婚」がしたいというのは「誰かいい人いないかなあ」ですよね。
「起業」したいも「何か儲かる事業ないかなあ」でしょ?
つまり「結婚したい」だけでは結婚できないように「起業したい」だけでは無理です。
それが、「ラーメン屋」「Tシャツ販売」「占い」何でもいいですが始めないことには「事業」になりません。
と考えていくと、「会社登記」はいつでもできますので「事業」が先なんですよね。
さて、その「事業」ですが、画期的なビジネスアイディアがある方は別として、たいていは既にあるビジネスモデルやそのバリエーションとなります。
となると、調べれば「初期費用」「家賃」「人件費」「必要な機材」などは分かります。
さて、どうしましょうか?
キャッシュフローが大事② 思わぬ出費で大慌て!
キャッシュフローが大事、その2。
キャッシュフローとは要するに「いまお金いくらあるの?」「いついくら必要なの?」ってことですが、レギュラーで出ていくお金は大体分かっているので問題は「思わぬ出費」です。
①消費税
②労働保険
③年払いの保険料
④税理士の決算報酬
まあ、こんなところでしょうかね。
①消費税
納税額によって、年2回とか年1回とかあるんですが、消費税の納税はドカンっとやってきます。うちの場合は年2回の前期後期となっていますけれど、2月決算のため上期が3、4、5、6、7、8月で終わります。その2か月後に上期消費税納税がやってきます。つまり10月末です。同じく下期は9、10、11、12、1、2月で納税は2か月後の4月末にやってきます。うちの場合半期納税額が100万円程度なんですが、キャッシュフロー的には分かっていても大きな出費です。半期100万円なら毎月17万円貯金しておけばいいじゃん。。。というのは素人考えで、そこがキャッシュフローなわけです。毎月必要な経費がありますからそう簡単にはいきません。
②労働保険
労基署(労働局)に労働保険の届けを出すと支払額が決定しますけれど、毎年年に一回なので忘れちゃうんですよねえ。社員やアルバイトの人数にもよりますが結構負担になります。これを出さないと社員の失業保険、スタッフの労災保険が未届けとなり違法です。
③年払いの保険料
これは、年払いの保険に加入している場合のみ。
うちの場合はいわゆる「業務保険」に入っています。年払いで17万円程度。
お客さんにケガわさせたとか、セクハラ・パワハラとか、個人情報流出とかに備えるものです。
④税理士の決算報酬
たいてい税理士報酬は毎月数万円の支払いになっていますが、半期決算とか決算の月は決算報酬が発生します。まあ、毎月の額に5万~8万程度加算されるくらいですが、これも忘れててあわてることがありますねえ。
■いずれにしても、キャッシュフローが正常でないと経営はできません。
来月1,000万入金されるんだけど・・・では通用しないのが経営の難しいところです。
起業にかかる費用・・・ざっくり知りたい
起業するにはいくらかかるのか?
ネットで「起業 費用」と検索すれば広告も含めてたくさんのサイトが出てきます。会社登記は司法書士の主な業務なので司法書士事務所が広告やブログで費用一覧を出しているケースが多いですね。
ここでは、難しいことはいいからザックリいくらなの? にお答えします。
ざっくり 25万円です。
株式会社の場合ね。(合同会社はザックリ6~10万円)
「定款印紙代」「定款謄本代」「登録免許税」「印鑑証明代」とかいろいろあるわけですが、とりあえずはザックリ25万円必要なんですよ。
ここで、ちょい解説。
司法書士に頼むと登記手数料とられるから自分で法務局に書類を出せば安くなるよね? と思いますよね。この手数料、司法書士事務所によって違いますが相場は5万円程度です。5万円節約できるなら頑張って自分で・・・と思ってしまうのですが、「定款印紙代」4万円という問題が出てきます。これは自分で書類で提出した場合4万円かかるものなんですが、司法書士に依頼するとこの「定款印紙代」を「電子認証」にすることが可能なので0円(無料)でやってくれるのです。
手数料5万円だとしても、やってもらうと4万円安くなりますから自分でやるより1万円高いだけなんですよね。
ん? 1万円でももったいない・・・ですか?
手間がかからなくて専門家が間違いなくやってくれる事を考えれば1万円ならいいと思いますが。
税理士事務所などで設立後の顧問契約をすれば、この登記手数料は0円(無料)というところもありますから調べてみてください。
たしかに「自分でやる」メリットはあります。
経費節減、経験値アップ、法務局ってどういうところなのかわかる・・・など。
しかし一方で会社経営が始まると業務の一部は「外注化」する必要が出てきます。あるいは社員やスタッフに任せる仕事も増えてきます。
なので、社外スタッフの使い方、外注先への発注の仕方などの練習になりますからコストをかけてでも「仕事を振る」第一歩だと思ってやってみてください。
言いにくいですけど、1万円ケチっていたら会社経営できませんよ。
<追伸>
この起業にかかる費用は「設立費」といって経費計上できます。忘れてしまってもさかのぼって計上可能ですから、税理士に相談してみてください。
起業する人、大胆か慎重か・・・「プレ起業」
起業する人の特徴みたいな話はよく耳にします。
たいてい、向こう見ず、大胆、行動派、のような論調が多いですが、様々なタイプがいるような気がします。最近多い「慎重派」、起業といえばこれ「大胆派」、そして非常に難しいけれど私がとった作戦「慎重かつ多少大胆派」をまとめました。
①慎重派
限りなく経費をかけず、在庫を持たず、人を雇わず、借金せず、、、という感じでリスクを最小限にしていつでも撤退できるようにする。もちろん慎重派でなくても経費がかからない方がいいに決まっていますが、オフィス、店舗が必要なら家賃がかかりますし、形のある商品を作るなら原材料費、製作費、保管費、運送費がかかります。また一人ではできない作業があるなら最低限の人件費が必要です。
となると、自宅で自分一人でネットを使って形にないモノやサービスを販売することになり、Youtuberとかデジタルコンテンツのダウンロード販売、会員制占いなどになってきますね。
Youtuberになることを「起業」と言うかどうかは議論があるでしょうけれど、元手をかけずにビジネスができるようになったのはやはり新しいことです。
ただし、Youtuberになってもすぐにお金にはなりませんよ。
②大胆派
要するに、ネットベンチャーを立ち上げて短期間でIPO(株式上場)を目指すタイプ。
自己資金や借金より、ベンチャーキャピタルから資金を引っ張ってガムシャラに突っ走ります。もちろんネットビジネスでなくてもいいんですが、いわゆるレバレッジ(テコの原理で数十倍、数百倍を狙う)を利かせて行くためにはネット系になりますね。
ただ、これはなかなか上手くいかないのと、出資者、創業者、キャピタルなどの思惑が入り乱れて、結局創業者が追い出されたり、上場後に上手いこと会社を乗っ取られたりします。起業から10年持ったら奇跡です。マジで。
③慎重かつ多少大胆派
私の場合実はこれになるのではないかと思います。
会社の登記は誰でもできます、しかし「事業」が立ち上がらないんですよ。
もちろん「ラーメン屋」「Tシャツのネット販売」「便利屋」「人生相談」など何でもいいわけですが、それ儲かります?売上立ちます?人来ます?継続できます?
というわけで、大抵上手くいかないわけですよ。
そこで、まず会社を登記して何もせずに「休眠」します。これを勝手に「プレ起業」と呼びます。で、いけそうな状態までは事業開始しないようにします。
ここからが問題ですが、アルバイト、弟子入り、手伝い、インターン、何でもいいですがその仕事、事業を学ぶ事ができる環境で勉強しながら最低限の収入を確保します。もちろん並大抵のことではありません。でも経営に直接触れることができる環境なら何らかのチャンスがあるものです。「のれん分け」「出資」「バックアップ」「役員登用」「経営者の引退」「経営者の急逝」はたまた事業「乗っ取り」とか(合法的にね)。
まあ、「事業継承」だと、会社をもらう(または買う)わけですが、自分の会社はあるわけなので「事業引受」といった方が近いですね。すでに事業を行っている会社は様々な問題があり必ずしも安泰ではありません。内部から勉強しながら「事業」をやらせてもらったり継承したり引き受けたり、場合によっては合法的に乗っ取ったり、、、自分の会社じゃないからいつでも辞められますしね。笑