「簡易課税」だと後から利益にドーンと乗ってくる話
簡易課税を選択している場合、消費税の納税額は「借受消費税」の半額になります。つまり売上に乗っている消費税のうち、50%だけ納税すればいいわけです。
で、残りの50%は?
それは「利益」になります。
これは大きくて、会計上決算の段階で最後にドーンと乗ってきます。
あー、今期はトントンでチョイ赤字かなーー? と思ったら最後に黒字ってことがよくあります。
ので、年間の「借受消費税」を把握しておくことは大事です。
例えば、年間売上が2,200万円だとしたらそのうち10%は消費税ですから200万円はいずれ納税するわけですが、「簡易課税」ならその50%100万円でいいわけです。
すると、残った100万円は決算するときに「利益」として乗るわけですな。
消費税のことを考えないで売上と経費を計算して、この50%分まで赤字なら結果トントンです。